診療に必要な「チーム医療」と「計画的な長期治療」を実現
長期にわたる治療が必要な疾患に対する診療は、その疾患の特殊性から高度なチーム医療が必要とされ、一人ひとりの患者さんを長期にわたって治療する計画性も求められます。
これまでの外来診療フローにおいて、課題や不満を感じられていませんか?

このような課題を解消するシステムが、RAエキスパートです
チームを活用した外来での業務分散が可能となることで、
- チーム全体での迅速な情報共有
- 各部門の診療業務に対する能動的な介入
- 部門間優劣のないフラットな情報伝達
を実現できます。
RAエキスパートのコンセプト
多部門からの情報、検査データ等をリアルタイムに一元管理し、過去・現在の治療経過~未来の治療計画を明瞭に把握できる「長期診療に特化した電子カルテ」です。

外来診療フローにおけるRAエキスパートの活用イメージ
診療フローの各ポイントでRAエキスパートを活用いただけます。



テンプレートを活用して均質な情報を取得し、
必要な情報を集約することで、
診療の「質の向上」と「効率化」を実現
●患者カルテ画面
ひとりの患者さんの情報が一画面に集約された「患者カルテ画面」が診察時のメイン画面となります。各スタッフが必要なときに情報入力することができるので、検査レポートと問診内容を同時入力するなど、他部門を気にせず業務を遂行することができます。すべての情報がそろっている状態で医師の診察を開始できるので、スムーズな診療が実現できます。

必要な診療情報を一画面に集約し、大画面も無駄なく使いきる画面構成です。
検体検査結果、画像、生理検査レポートから、注目すべき内容が取り込まれた状態で診察が開始できます。過去履歴表示は簡単操作でさらに拡張可能です。
●自己注射計算機能
生物学的製剤等の自己注射は、院内注射、在宅自己注射どちらでも使用でき、管理料も合わせてオーダすることができます。定期オーダに登録することも可能で、 治療計画に合わせて、あらかじめ設定しておくことができます。


●付箋機能
関係するスタッフ全員に共有したい情報ごとにいくつも貼ることができ、不要になれば削除できます。患者情報を開くと、最初にポップアップにより注意喚起されます。

診療経過を一元化することで診療の「質の向上」と「効率化」を実現
●テンプレート問診表
テンプレートを活用することで患者さんの回答内容に応じた質問事項が自動的に追加され、漏れがなく均質な情報を取得できます。問診、栄養指導、文書、レポートなど様々なテンプレートを作成可能です。

●テンプレートマップ
DAS28のような指標も、人体図マップのクリックと問診項目、検査結果引用の組み合わせで、DAS28、SDAI 、CDAIの計算をするテンプレート、MDHAQを計算するテンプレート等、必要とする指標に応じた高機能なテンプレートを作成することが可能です。導出された数値は、設定によりMMI Xにも表示することができるため、検査結果と合わせて経時的に把握することができます。

診療経過を一元表示することで過去~ 現在を明瞭に把握でき、
オーダや予約機能搭載で 計画的な長期治療をサポートします
●MMIX( Multiple Medical Information eXpresser; 複合医療情報参照チャート)
長期にわたる治療経過を一画面で俯瞰し、必要な情報を呼び出すことができる「診療経過画面」です。長期にわたる診療経過を一元的に表示することで、いつ、何をして、どうなったかを明確に把握し、生理検査、検体検査、処方内容、指導内容など各部門で入力した情報を網羅的に確認できるので、スムーズに診療計画を立てることができます。

MMI Xでは投薬の履歴、検査結果に加え、放射線、生理検査のリンク、テンプレートで導き出した診断数値、指標も表示することができます。全体把握できる時系列のチャートで、見たいデータを管理することが可能です。
●オーダ画面
オーダ画面は、一画面で過去履歴の表示と今回分のオーダ編集ができるようになっています。オーダ種ごとに編集画面を用意しており、同様の基本構成で、種別ごとのセットや検索からオーダの編集を行う構成です。
代行入力を可能としています

マスタ、セットは施設ごとに、使いやすいようにカスタマイズ設定します。
●定期オーダ画面
未来の経過観察を計画する「定期オーダ」機能搭載。必要な時に必要な検査を実施できる体制をサポートします。
定期検査や指導等のオーダを実施間隔を指定して登録。予約日が変更されても自動的に実施間隔日を再計算します。

毎月行う検査や、複数月に1度しか算定できない検査など、定期的に行うオーダを患者さん毎に設定できます。
この画面から一括オーダの発行が可能で、毎回ひとつひとつのオーダを作成する手間を削減できます。
加入保険の確認、注射や管理料の登録も行えます。
主な機能
◆共通機能
- 患者一覧
- 患者アイコン表示
- 患者情報(基本情報・感染症・アレルギー等)
- MMIX(複合医療情報参照チャート)
- 時系列カルテ表示
- テンプレート(問診・文書・レポート等)
- 検査結果/グラフ表示
- 処方履歴
- 残薬管理
- シェーマ
- カレンダ表示
- プロブレム
- 患者コメント
- 付箋メッセージ
- 統計/抽出機能
◆診察機能
- 通常オーダ
- 次回来院時オーダ
- 定期オーダ
- インスリンオーダ
- 病名オーダ
- Do入力
- セット登録
- 薬剤/検査病名チェック
- 薬剤相互禁忌チェック
- ToDo
- 文書作成
- 患者サマリ
- 定型文
- 代行入力/承認機能
- 処方箋印刷
- ユーザ毎頻用病名設定
◆受付・会計機能
- オーダ箋印刷
- 外来基本箋印刷
- 予約票印刷
- 診察券発行
- 会計送信(ORCA)
◆部門機能
- 検査ラベル発行
- 検査結果印刷
- オーダ実施
- 予約(診察予約/部門予約)
◆その他
- 同一患者カルテ同時起動(制限あり)
- 複数患者カルテ同時起動(制限あり)
- 各種他システム連携
連携システム
◎医事会計連携
RA エキスパートは分離型の電子カルテです。
レセプトコンピュータには、日医標準レセプトソフト「ORCA」を採用しています。

◎電子処方箋管理サービス連携
RAエキスパートは、電子処方箋に対応しています。電子処方箋は、オンライン資格確認等システムを拡張し、患者が直近処方や調剤をされた内容の閲覧、重複投薬等チェックの結果確認を行う、電子処方箋管理サービスと連携する仕組みとなります。
電子処方箋管理サービスは、社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会が共同し、運営するサービスです。


価格表(月額ライセンス利用)
品 名 | 月 額(税抜) |
電子カルテシステム基本(サーバ+クライアント1~5台まで+基本導入費) | 50,000円 |
クライアント追加(1台あたり) | 1,800円 |
※基本導入費は、サーバ・クライアントPCのキッティング作業と現地作業(最大2日)となります。
※導入される台数その他によって導入作業に2日以上必要な場合、延長作業費用を別途見積らせて頂きます。
※導入延長作業費は原則1日当たり15万円(現地作業2名+社内バックアップ1名)となります。
※日医標準レセプトORCAと連携できます。
※日医標準レセプトORCAを弊社で導入する場合は別途お見積り致します。
※他社連携(検査システム連携)費用は含まれておりません。
※契約期間として、初期36ヶ月、以降12ヶ月毎の延長更新となります。途中解約の場合、別途解約金を申し受けます。
価格表(導入関連費用)
作 業 項 目 | 費 用(税抜) | 備 考 |
基本導入延長作業費 | 150,000円/日 (現地2名、リモート対応1名) |
導入規模、台数により、延長作業が必要な場合に掛かる費用です。延長作業が必要となる場合、事前にお見積りをさせて頂きます。 |
他社連携(検査システム連携) | 250,000円/1システム | 院内の検査システム、1台当たりの費用になります。 ※事前に連携可能かどうかを確認させて頂きます。 |
データコンバート | 600,000円 | 患者基本情報をレセプトソフトORCAに取り込む作業費用 |
マスター登録(基本パック) | 100,000円(2日間) | 新規開業ベース費用 |
マスター登録(追加作業) | 50,000円/日 | 別途お見積りをさせて頂きます。 |
運用開始前の操作指導(基本パック) | 300,000円(5人日作業) | 指導3回、リハーサル1回、運用サポート |
運用開始後の現地サポート | 70,000円/日 | オプション対応 |
現地作業出張費 | (現地作業者の交通費、宿泊費) | 別途お見積りをさせて頂きます。 |
※導入作業/マスター登録/操作指導に関しては、ご希望内容に応じて別途見積もりをさせて頂きます。
保守関連費用
作 業 項 目 | 月 額(税抜) |
基本保守費 ・サーバー1台 ・クライアントPC1~5台 |
33,500円 |
追加クライアント保守費(1台あたり) | 1,500円 |
他社連携保守費(1機種あたり) | 3,500円 |
ORCA保守 | 21,000円 |
※契約期間として12ヶ月毎の更新となります。途中解約の場合、別途解約金を申し受けます。